スポーツ選手と脱毛の関係
昨今脱毛は女性だけのものではなく、10代~30代の若い男性では脱毛を特別なことと捉える人は少なくなっています。これら男性の脱毛理由には、見た目をスッキリさせたいという美意識によるものが多そうですね。
しかし、スポーツ選手が行う脱毛にはまた違った意味合いがあるようです。
スピードを競う競技の選手にとって、排除可能な抵抗力は徹底的に排除したいもの。
競輪その他の自転車競技の選手は、手足の毛への空気抵抗を無くすため毛を処理しています。マラソン選手にも当てはまりますね。
水泳選手も同じく、水の抵抗を減らすためムダ毛処理をしています。
安全面を理由に脱毛するケースもあります。
転んで怪我をする可能性のある競技では、応急処置の邪魔になったり傷口に入ったりすることがないよう、毛は処理されていたほうが良いのです。
自転車競技の選手の脱毛には、毛がチェーンに巻き込まれることを防ぐ目的もあります。
脱毛で快適な状態を作れば、競技への集中力も高まります。
サッカーではユニフォームと皮膚が擦れやすいため、毛があると皮膚が傷ついてしまうことも。それを避けるため脱毛したり、蒸れを防ぐ目的でアンダーヘアの脱毛をする選手は多いです。ヨーロッパの国々では、スポーツを抜きにしてもアンダーヘアの処理は当然とされている場合が多く、それらの国でプレイしている日本の選手も、環境からかおのずと処理するようになるようです。
技の美しさを競うスポーツでも脱毛は一般的です。
薄い色の衣装を着ることもあるフィギュアスケートでは、透けて見えてしまうことを避けようと選手は入念に処理しているようです。
性別に関わらず需要が高まるばかりの脱毛。スポーツ選手にとっては、エチケット以上に、より実用的で切実な理由が存在しているのですね。